今回は、こういった悩み解消できる方法をご紹介します。
読書の効果的な読み方とは?
【考えすぎで慎重派のAさん】
普段、仕事や私生活を今より良くしたいと思い、自己啓発系の本を読んだりしているけど、実際には、あまり現状は変わらなくて、なかなか実を結ばないんですよね。
【TARO】
なるほど。もちろん読めば何か得るものはあると思いますが、そういう人って意外と多そうですよね。時代が変わっても、同じようなテーマの自己啓発系の本が並んでいるのを見るとそう思います。
【考えすぎで慎重派のAさん】
本を読んでいるときは、なるほどと思いながら、理解したつもりになるんですが、数日経つと、だんだん記憶も薄れてきて、結局、あまり変わっていないみたいな。。
【TARO】
ふむふむ。Aさんは、こういう名言知ってますか?
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。<心理学者のウイリアム・ジェイムズの言葉>
【考えすぎで慎重派のAさん】
聞いたことはあります。元メジャーリーガーの松井秀喜さんも好きな言葉ですよね。
【TARO】
そうですね。結局、自己啓発系の本も、スポーツの教則本と同じようなものだと思うんです。
【考えすぎで慎重派のAさん】
スポーツの教則本?
【TARO】
はい。例えば、野球がうまくなりたくて、本ばかり読んでも、上達しないのと理屈は同じです。結局は、読んだことを実際に行動に結びつけないと、改善されないんですよね。
【考えすぎで慎重派のAさん】
まぁ確かにそういわれてみるとそうですね。
【TARO】
Aさんは、普段、自己啓発系の本を読むとき、どのように読んでいますか?
【考えすぎで慎重派のAさん】
ん~そうですね、まぁ現状をよくしたい、自分を変えたいっていう気持ちで読んでます。
【TARO】
動機はそうだと思います。では、『具体的な読み方』はどうでしょう?
【考えすぎで慎重派のAさん】
具体的な読み方?
【TARO】
これは、どんな本でも、当てはまると思いますが、読み方のレベルが3段階あると私は考えています。具体的には、、
Lv.1 著者の書いた内容の意味(日本語の意味)が理解できる
Lv.2 著者の書いた内容の意図(目的、理由、背景など)が理解できる
Lv.3 著者の書いた内容を踏まえ、今後の自分の行動にどう活かしていくか理解できる
【TARO】
おそらく、本を読んでも効果が出ないと感じている人は、上記の1または2のレベルで留まっている可能性があります。それだと、具体的にどう行動に結びつけるかまで、思考が及んでいないため、当然、行動に結びつけることが難しくなると考えれらます。
【考えすぎで慎重派のAさん】
たしかに、そういわれるとそうかもしれません。なんとなく、本を読んでると、先が気になって、どんどん読み進んでしまっている気がします。ほんとは、そこでいったん立ち止まったり、読み返したりして、じっくり考えられればいいんですが。
【TARO】
目的が『本を読むこと』であれば少しでも早く読み終えたいと思うのが、人間の心理です。ただ目的が『現状をよくしたい、自分を変えたい』のであれば、読み方を工夫する必要がありそうですね。
【考えすぎで慎重派のAさん】
はい。私の場合は、本を読むときは、もう少し『何のためにこれを読むのか』と目的意識を明確化してから、読み始めたいと思います。
【TARO】
いいと思います。あと、ふと何気なく中身が気になって読む場合などは、読みながらマーキングしたり、付箋をしたりして、後で深堀したいポイント(上記のレベル2,3)を抽出にしておき、一通り、全部読んだ後、改めて読み直せれば、すごく建設的に読書ができると思います。
【考えすぎで慎重派のAさん】
そういう読書ができれば、『自分がどう行動すればいいのか』がわかって、次の『習慣化』に向けたステップに進めるわけですね。ちょっと納得。
【TARO】
逆にもし行動に結びつけられるようなことが思い当たらない場合は、自分にはそもそも当てはまらないのかもしれないので、『参考程度』でいいのかもしれませんしね。
【考えすぎで慎重派のAさん】
はい。今度から、本を読むときは、『行動』に結びつけるよう意識したいと思います。
【TARO】
ほどほどに、あまり完璧を求めず、試してみてください。
※どう行動すればいいか?頭の中身を整理するためには、A4用紙に、1分間、頭の中で思い浮かぶまま書き連ねる。この作業を繰り返す『ゼロ秒思考』のスキルが、シンプルながら使えます。