普及が進む太陽光発電について、環境省のホームページから、関連する政策やガイドラインなどまとめてみました。
太陽光発電について、調べたい場合などにご活用ください。
太陽光発電の導入支援サイト
環境省の基本的な考え方として、当然、太陽光発電の導入を推進しています。そのための導入支援サイトが設立されています。
以下に掲載されているパンフレットやガイドなどをご紹介します。
自家消費型太陽光発電設備の導入
太陽光発電設備の導入を初期投資ゼロで行う方法として、「オンサイトPPA方式」と「リース方式」を紹介しており、それぞれのメリットデメリットが記載されています。
ソーラーカーポートの導入について
屋根に設置できない場合のため、カーポートへの設置も推進していいます。
はじめての再エネ活用ガイド(企業向け)【2023年9月】
企業向けに、はじめて再エネを活用する場合のガイドです。目次を掲載します。
オフサイトコーポレートPPAについて【2023年3月】
オフサイトコーポレートPPAの資料です。再エネ電源の所有者である発電事業者 (ディベロッパー、投資家等含む) と電力の購入者(需要家等) が、事前に合意した価格及び期間における再エネ電力の売買契約を締結し、需要地ではないオフサイトに導入された再エネ電源で発電された再エネ電力を、一般の電力系統を介して当該電力の購入者へ供給する契約方式のことをいいます。
再エネ導入事例
他にも、下記のとおり、導入事例の資料が掲載されていますので、ご参照ください。
環境省
- 自家消費型太陽光発電・蓄電池の導入事例集・・・更新日:2023年4月 [ PDF – 2.3MB ]
- ソーラーカーポートの導入事例集・・・更新日:2023年11月 [ PDF – 2.7MB ]
- 営農地、ため池、廃棄物処分場等における太陽光発電の導入事例集・・・更新日:2023年7月 [ PDF – 1.3MB ]
- 自営線の導入事例・・・更新日:2023年4月 [ PDF – 0.7MB ]
支援事業(令和4年度補正、令和5年度)
各種補助金の事業内容が掲載されています。
環境省主催セミナー
直近のセミナーが掲載されています。
〇令和5年度 第1回 「再エネ導入のためのオンラインセミナー ~多様な設置場所に拡がる再エネ~ 」
実施日:2023年9月28日 (実施済み)
◆セミナー動画:こちらへ ※2024年3月22日までの配信となります。
◆セミナー資料・1.再エネ調達に関する概要説明 [ PDF – 1.8MB ]
環境省
・2.環境省補助事業の説明 [ PDF – 1.8MB ]
・3.中小企業における太陽光発電設備及び蓄電池の導入に関する事例発表:株式会社ピュアロンジャパン [ PDF – 2.0MB ]
・4.小売店における太陽光発電設備及び蓄電池の導入に関する事例発表:株式会社ウオロク [ PDF – 2.7MB ]
・5.製造業におけるソーラーカーポートの導入に関する事例発表:リコーインダストリー株式会社 [ PDF – 3.4MB ]
・6.ゴルフ場におけるソーラーカーポートの導入に関する事例発表:六甲国際株式会社 [ PDF – 2.9MB ]
「再エネスタート」
他にも、再生可能エネルギー全般に対してのサイトが紹介されています。自治体や企業の取組み事例が多数掲載されていたり、見た目もきれいにコンテンツ化されているサイトです。
企業の脱炭素経営への取組状況
こちらは脱炭素全般に対する企業の取組みについてです。
太陽光発電の環境配慮ガイドライン
太陽光発電の設置の際は、こちらの環境配慮ガイドラインに準じて行う必要があります。令和2年4月1日から大規模な太陽電池発電事業については環境影響評価法の対象事業として追加されます。
太陽光発電の環境配慮ガイドライン
出典:環境省
- 太陽光発電の環境配慮ガイドライン[PDF:4.88MB]
- 太陽光発電の環境配慮ガイドライン チェックシート[PDF:1.45MB]
- 太陽光発電の環境配慮ガイドライン チェックシート【小規模出力版】[PDF:1.2MB]
再生可能エネルギー情報提供システム【REPOS】
こちらは「REPOS」とよばれるサイトにあります。このサイトでは、ポテンシャル情報や環境情報、自治体が取り組んでいる再生可能エネルギー関連施策情報等をわかりやすく発信・共有するとともに、地域関係者を主体とする事業化の展開や再生可能エネルギーを通じた脱炭素化の検討を後押しする情報やツールの提供を行っています。
航空画像・衛星画像を基にしたAI分析による太陽光の導入状況
日本では、公共部門における太陽光発電の率先導入を進め、2030年度までに国・地方公共団体が保有する設置可能な建築物屋根等の約50%に太陽光発電を導入することを目指しています。
環境省では公共施設への太陽光の設置状況を把握するため、航空画像と衛星画像を基にAI技術を用いて公共施設における導入量を調査しています。
太陽光の導入ポテンシャルの推計結果
太陽光の導入ポテンシャルの推計結果を閲覧することができます。「官公庁」、「病院」、「学校」、「戸建住宅」、「集合住宅」、「工場・倉庫」、「その他建物」、「鉄道駅」における太陽光発電の推計合算値です。
PPA等の第三者所有による太陽光発電設備導入について(自治体向け)
こちらは自治体向けです。太陽光発電設備導入には様々な手法がありますが、近年は、初期費用が用意できない場合でも導入を実現する、「第三者が設備を所有するモデル(PPA、屋根貸し、リース)」も出てきています。
第三者所有による太陽光発電設備導入を検討している自治体の担当者に向けて、手引きや映像を作成いたしました。第三者所有の基礎情報から具体的な導入フローまで、実事例を交えながら提示しておりますので、太陽光発電設備の導入実践にお役立てください。
太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン(第二版)
太陽電池モジュールの適正なリユース、リサイクル・処分の確保のため、総務省勧告(平成29年9月)や先般の災害等を踏まえ、①埋立処分方法、②有害物質に関する情報伝達、③災害対応策について「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン(第一版)」(平成28年3月)の内容が見直されました。
🔳太陽光発電設備の所有者向けのチラシです
🔳解体・撤去業者など廃棄物処理業者向けのチラシです
太陽電池モジュールの適切なリユース促進ガイドライン
2030年代後半にはFIT制度の買取期間が終了した太陽電池モジュールの排出が本格化することが見込まれています。
このような状況の下、太陽電池モジュールの延命や資源の有効利用の手段の一つとしてリユースの推進が期待されていますが、リユースと称して使用できないものを海外へ輸出する不適正輸出の可能性や、リユース可能であるにもかかわらず処分されるケースもあるといった問題があります。
これを受けて環境省では、太陽電池モジュールのリユース品としての客観的な状態、流通できるための条件や対処すべき事項について検討を行い、今般、「太陽電池モジュールの適切なリユース促進ガイドライン」を策定しました。
太陽電池モジュールの適切なリユース促進ガイドライン [PDF 1.5 MB]
太陽光発電設備等のリユース・リサイクル・適正処分に関する報告書
2015年6月23日に発表された報告資料です。おそらくこちらを踏まえて、上記のガイドラインが策定されたと考えられます。ご参考までに。
太陽光発電設備関係の資料
・太陽光発電設備等のリユース・リサイクル・適正処分に関する報告書(全) [PDF 6,336KB]
出典:環境省
(分割版1/2 [PDF 4,651KB]| 分割版2/2 [PDF 2,204KB])
・太陽光発電設備等のリユース・リサイクル・適正処分に関する報告書(概要版)[PDF 142KB]
・太陽光発電設備のリユース・リサイクル・適正処分及び導入に当たっての環境配慮の推進について(概要) [PDF 72KB]
・太陽光発電設備のリユース・リサイクル・適正処分及び導入に当たっての環境配慮の推進について(本文) [PDF 43KB]
よくある質問 FAQ(太陽電池モジュールの適切なリユース促進ガイドライン )
本ガイドラインを含めたFAQです。
令和4年度使用済太陽電池モジュールのリサイクル等の推進に係る調査業務
こちらは、令和4年度環境省委託事業として行われた調査結果報告書(2023年3月)です。参考までに掲載します。
令和4年度使用済太陽電池モジュールのリサイクル等の推進に係る調査業務-報告書-(野村総合研究所)2023年3月
再生可能エネルギー発電設備の適正な導入及び管理のあり方に関する検討会
環境省や経産省は、定期的に検討会を開催し、太陽光発電など再生可能エネルギー発電設備の適正な導入や管理の在り方について議論しています。
こういった情報を掴んでおけば、いざ規制や助成などが始まる前から、迅速に動くことができるため、情報をキャッチしておくことをおすすめします。
令和5年5月20日 再生可能エネルギー発電設備の適正な導入及び管理のあり方に関する検討会第8回
参考までに、2023年11月12日現在、最新の検討会について掲載します。
参考資料3 太陽光発電設備の開発許可の基準や運用の考え方について
まとめ
環境省のサイトには、知らなければいけない規制などの情報や、補助金などの情報など、多々あります。
たださまざまな情報がたくさんあり、欲しい情報が見つけにくいこともあると思います。そんな時は、本記事をご活用いただけますと幸いです。
なお当ブログには、太陽光やペロブスカイトに関する記事も掲載しております。よろしければご覧ください。