普段、「意識」を「意識」していますか?【不安な時こそ、意識を「今ここに」集中する】

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悩み

先のことを考えると、心配しなくてもいいことまで心配してしまい、不安な気持ちになりやすいのですが、改善するいい方法はありますか?

今回は、こういった悩みに役立つ方法をご紹介します。

【先のことを考えすぎてしまうAさん】

はぁ~将来、管理職になったら、責任も重くなるし、今よりもっと大変なんだろうなぁ。人をまとめたりするの好きじゃないし、ほんとに、自分にできるのかすごく不安だなぁ。。

TAROMARU】

将来のことを考えて、不安な気持ちが募ってきてしまうようですね。

【先のことを考えすぎてしまうAさん】

はい。もともと昔から心配性で、先のこといろいろと考えちゃう性格なんですよね。

【TAROMARU】

なるほど。それだとなかなか気苦労が絶えませんね。ちなみに、Aさんは普段、自分の「意識」をどれくらい「意識」していますか?

【先のことを考えすぎてしまうAさん】

んっ?意識を意識ですか?あんまり考えたこともないですが。

【TAROMARU】

今、自分の意識がどこに向けられているか、意識することは、実はメンタルヘルスにとってすごく大切なことなんですよ。

【先のことを考えすぎてしまうAさん】

はぁ。意識がどこに向けられているかですか?

【TAROMARU】

はい。そもそも「意識」というのは、自分の心の根底にあるものであり、外の刺激にふれたときに、好きか嫌いなどの「感情」だったり、何かを考えたりする「思考」だったり、または自分の五官で感じる「感覚」という反応を作り出すものと考えてください。

【先のことを考えすぎてしまうAさん】

つまり、例えば、怒っているときや悲しいときは、意識が感情に向けれているときだってことですか?

【TAROMARU】

そのとおりです。不安に思っているときは、現実には起きていないことを頭の中だけで「妄想」している状態なので、意識が思考に向けられているときです。

【先のことを考えすぎてしまうAさん】

なるほど。

【TAROMARU】

ポイントは、『今、意識が向けられている対象を、別の対象に切り替えること』です。

【先のことを考えすぎてしまうAさん】

意識の矛先を切り替えると?

【TAROMARU】

そうです。具体的には、『意識を「今ここに」集中する』ことです。

【先のことを考えすぎてしまうAさん】

「今ここに」集中するですか?

【TAROMARU】

はい。例えば、不安に感じているとき、「過去」「現在(今)」「未来」でいえば、どこに意識が向けられていると思いますか?

【先のことを考えすぎてしまうAさん】

そうですね~将来のことを不安に感じているので「未来」ですかね。

TAROMARU】

そのとおりです。不安を感じているときは、まだ来ぬ「未来」の出来事に意識が向けられている状態です。ちなみに、怒りを感じているときは、「過去」の出来事に対して意識が向けられているときです。

【先のことを考えすぎてしまうAさん】

確かに言われてみるとそうですね。つまり、不安を感じているときの対策としては、意識を「未来」から「今」に切り替えることがいいってことですね?

TAROMARU】

そのとおりです。

【先のことを考えすぎてしまうAさん】

あ~これは目からうろこですね。ちなみに、そんなにうまく「今」に意識を切り替えられるもんですかね?

TAROMARU】

意識を「今ここに」集中する方法としておススメなのは、自分の体の「感覚」に意識を向けることです。

【先のことを考えすぎてしまうAさん】

つまり、「思考」の状態から、「感覚」に意識を切り替えろと?

TAROMARU】

具体的には、足の裏や、呼吸をしたときの腹部や鼻腔の感覚を意識したり、ウォーキングや家事に集中したり。今流行りのマインドフルネスなんかもgoodですね。

【先のことを考えすぎてしまうAさん】

お~なるほど。

TAROMARU】

おそらく、意識を「現在」つまり「今ここに」向ていることが多い人は、幸福感が得られやすいのではないでしょうか。先のことはわからないですし、過去は変えられませんしね。

【先のことを考えすぎてしまうAさん】

たしかにそうですね。

TAROMARU】

もちろん将来の夢や目標に向かって「未来」に意識を向けたり、過去から教訓を得るため「過去」に意識を向けたりすることも、時には必要だと思いますがね。

【先のことを考えすぎてしまうAさん】

未来に向かってあれこれ不安になるのではなく、あくまで未来に向かって「今」に意識を向けられるようにしたいと思います。

※マインドフルネスの本はいろいろありますが、この本が原著です。少し読みごたえはあるものの、マインドフルネスの方法はもちろん、その理由や事例等詳しく解説されおり、真剣に学びたい人は、この本一冊あれば十分。