困った相手からダメージを受けない方法【クールに無反応が最高の勝利です】

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悩み

職場の上司が、怒りっぽく、よくダメ出ししてきます。いつも腹が立って嫌な思いをしてしまうのですが、ダメージを受けないいい方法はありますか?

今回は、こういった悩みに役立つ方法をご紹介します。

【怒ってダメージを受けたAさん】

あぁ~うちの課長はなんでいつも、あんなひどい言い方しかできないんだろう。こっちにだって言い分はあるのに。ほんと、思い出しただけで、腹が立ってくる!

TAROMARU】

大分お怒りのようですね。職場の人間関係にお悩みですか?

【怒ってダメージを受けたAさん】

はい。誰しも困った相手の一人や二人、周りにいると思いますが、会うたびに嫌な思いをするので、ほんと心にダメージを負って、すり減る感じです。

【TAROMARU】

なるほど。ただ、「自分の不快な感情」と「相手との関わり方」は、実は全く別問題なんです。

【怒ってダメージを受けたAさん】

んっ?どういう意味ですか?

【TAROMARU】

仕事の悩みの大半は「人間関係」とよく言われますが、実はこの二つの問題を、ごちゃ混ぜにしている人が多く、これらを分けて考えるとうまくいきやすいんです。

【怒ってダメージを受けたAさん】

まぁでも、嫌な人のせいで、嫌な気持ちをしているのは事実だと思うんですが、違うんですか?

【TAROMARU】

はい。きっかけは相手の言動かもしれませんが、その言動に対して、自分の心が反応したから、怒りが湧いたのです。だから、もし自分の心が反応しないことができれば、怒りも湧かない、もしくは最小限に抑えられるのです。

【怒ってダメージを受けたAさん】

なるほど。だけど、心が反応しないことなんて本当にできるんですか?

【TAROMARU】

はい。もちろん練習は必要ですが、その方法を学び、実践を重ねていけば可能です。実際に、困った相手と向き合わないといけないときは、以下を試してみてください。

◆不快な感情を湧きにくくする方法◆
①自分の心の状態(怒り?緊張?恐怖?)を客観的に観察することに集中する
②①とともに、体の感覚(足の裏、呼吸時の腹部等)にも意識を向ける
③相手の言葉に対して、あえて意図や真意は読まず、日本語の意味だけ理解する。

【怒ってダメージを受けたAさん】

なるほど。つまり、自分の心が乱されないようにするため、意識を自分の心の状態に集中させて、あえて相手がどういう気持ちや感情で発言しているかは、考えないようにするってことですね。相手の悪意を感じてしまったら、心が乱されそうですし。

【TAROMARU】

はい。心を「前(相手)と後ろ(自分の心)」に分けて使うという技ですね。

【怒ってダメージを受けたAさん】

ちなみに②の体の感覚に意識を向けるっていうのはなぜですか?

【TAROMARU】

はい。そうした方が、相手への反応に流されにくくなり、自分の心に集中しやすくなるためです。

【怒ってダメージを受けたAさん】

なるほど。

【TAROMARU】

また、困った相手と言い争いになりそうなとき、「相手を言い負かしてやりたい」「自分の方が正しいことを理解させたい」と相手に勝ちたいと思うかもしれませんが、何よりも、『クールに無反応でいることが最高の勝利』なんですよね。

【怒ってダメージを受けたAさん】

(笑)確かに、相手がどんなに怒っていても、こっちが無反応であれば、相手の方にダメージがいきそうですね。

TAROMARU】

はい。怒りは苦しみを生むので、怒らないで済むならそれに越したことはないですよね。先ほどの3つ方法を試せば、『クールに無反応』もできるようになってきますよ。

【怒ってダメージを受けたAさん】

ありがとうございます。ところで、もうひとつの『相手との関わり方』の問題の方はどうすればいいのでしょう?

TAROMARU】

はい。基本的には「相手の反応は相手に委ねる」ことです。人間同士のケンカは、つねに「自分の方が正しいんだ」と言い争う時です。だけど、人それぞれ「正しさ」はそもそも違うものと理解してください。

【怒ってダメージを受けたAさん】

あ~思い返せば、自分の正しさを何とか説得しようとしてしまうときはありますね。

TAROMARU】

あくまで人それぞれ考え方は違うという前提のもと、例え相手が自分の正しさを主張してきたとしても、「あなたにとっては、それが正しいのですね」とただ理解するのみです。

【怒ってダメージを受けたAさん】

そうですね。今後は、相手がわけもわからず怒ってきたとしても、あくまで相手の反応は自分に関係ないと、超クールに反応せず、自分の心を乱されないようにしたいと思います。

※本記事は、原著を踏まえたTAROMARUの解釈に基づきを執筆しています。気になる方は、ぜひ原著をお読みください。