水濁法排水基準の見直しも!中央環境審議会の水環境・土壌農薬部会開催【環境省】

2023年10月27日の環境省の報道発表資料です。

本部会では、水質汚濁防止法の排水基準の見直しについても、協議されるため、関係者は要注目です。

中央環境審議会 第11回水環境・土壌農薬部会の開催について

令和5年 11 月7日(火)に、中央環境審議会水環境・土壌農薬部会を開催します。
なお、本部会は、対面傍聴者なしの WEB 会議システム(ライブ配信)による開催を予定しています。

日時

令和5年 11 月7日(火)15:00~16:00

議題(予定)

(1) 水質汚濁防止法に基づく排出水の排出の規制に係る基準等の見直しについて
(2) 報告事項
    ・ 海底下 CCS 制度専門委員会の検討状況について 等

2023.10.27 環境省 報道発表資料より一部抜粋

六価クロムの排水基準が見直しされる?

本部会では、水質汚濁防止法の排水基準を見直しする動きがあります。

なかでも、令和5年6月 14 日に行われた部会の資料を見ると、「新しい環境基準(0.02mg/L)の 10 倍値(0.2mg/L)を排水基準とすることが適当である。」との記載がありました。

環境基本法の環境基準と水質汚濁防止法の排水基準は、連動するのが基本ですので、このような改定はよく行われます。

水質汚濁防止法の特定事業場に該当する場合は、早めの対応が必要となりそうです。

詳細は、以下の資料をご覧ください。

資料2   水質汚濁防止法に基づく排出水の排出、地下浸透水の浸透等の規制に係る項目の許容限度等の見直しについて(報告)

柊木 遥太

地方自治体の技術職として、環境行政に約10年以上携わってきました。
廃棄物処理法や水質汚濁防止法などの法令に基づき、届出・許認可の審査、年間100件以上の立入検査を担当。現在は、製造業や行政、環境法令に関する知識を活かし、環境・技術系分野の専門ライターとして活動しています。保有資格:公害防止管理者(水質)、廃棄物処理施設技術管理者、危険物取扱者(甲種)など。本ブログでは、実務の現場で役立つ視点を大切にしながら、難しい環境法令を“わかりやすく・やさしく”解説しています。

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