先日、こんなニュースを見かけました。
エア・ウォーター株式会社が、垂直型の太陽光発電パネルを新たに開発したようです。
個人的に、こんな形のものをみたことがありません。「画期的!」と思い、調べてみたのでご紹介します。私が気になった部分のみ掲載していますので、関心がある方は、上記のリリースをご覧ください。
※上記画像の出典:エア・ウォーターリリース
なぜ垂直?メリットは?
1.場所を取らない
一般的なものは、傾斜をつけて寝かせて設置するタイプが多いですが、それと比べると圧倒的に土地の占有面積を少なくできるのが特長です。しかも両面で発電可能。。今までなかったのが不思議なくらいですね。
2.雪に強い
垂直に設置しているため、雪が積もりにくい。確かに積雪地帯では、積雪は発電阻害となる大きな問題です。他にも、雹や黄砂、落ち葉など、降り積もるものに対しても、同様だそうです。もちろん、強風に負けない基礎杭設計であり、強度も万全だそうです。
発電量は?
当初、私が気になったのは発電量です。垂直にすることで太陽光の受光が悪くなり、発電量が落ちるのでは?と思ったのですが、全然そうではないようです。
パネルの両面で受光するため、発電効率がよいそうです。発電量の推移をみると、太陽が真上にあるお昼ごろに一時的にダウンしますが、朝と夕の2回の発電ピークが現れるようです。
時間ごとの発電量の推移のイメージ(出典:エア・ウォーターリリース)
エア・ウォーターのリリースでは、出力は以下のようになっています。
①1ユニット出力:460W×2段=920W(横幅2280mm×高さ4633mm)
エア・ウォーターリリース
②試算モデル(例):10台×4列の駐車場(横幅30m×長さ39m程度)で約36kW※
※0.92kW×39ユニット(13ユニット×3列)=35.88kW
値段は?
気になるお値段は・・・以下のとおりです。
本体含む総工事費 30万円~70万円/kWを想定(補助金助成を含まず)
エア・ウォーターリリース
※総工事費単価は地盤強度や基礎工法、電気接続工事費などにより大きく変化します。
相場からしても決して高いわけではないと思いますが、いかがでしょうか?
まとめ
さて、あくまで私が気になった部分を調べてみましたが、詳細を知りたい方は、以下のサイトをご覧ください。
まだ私の近所では見かけませんが、太陽光発電の土地の占有面積は大きな課題なので、一石を投じる可能性もありますね。カーボンニュートラルの取り組みのヒントになれば幸いです。
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