「うまくいかないことばかりで疲れた」ときは「コントロールしない」とうまくいく!?

編集後記

「うまくいかない」と思う理由

「自分の人生思い通りいかない」と悩むことはないだろうか?


一生懸命、勉強や仕事をしていても、なかなか成果がでない。嫌なことばかり続く。どうしてこんなに思い通りにいかないのだろうか・・・と。


私も嫌なことが続くと、どうしてもそういう風に思い、苦しく感じることがある。ただ、この考えには一つ大きな誤りがあることに気付いた。


それは「世の中うまくいく」という「思い込み」が潜んでいることだ。

「これだけやったのだから、きっとうまくいく」
「私はこんなにやったのだから、わかってくれるはず」
と自分の行動に対し、無意識のうちに結果を期待してしまう。

本来、期待することは、未来に希望を持つことであり、心を前向きにしてくれるいいことのはず。
否定するようなものではない。

しかし、「うまくいかない」と悩むときは、この期待に執着しているときであり、心を苦しめる結果になる。

そもそも人生は苦しいもの?

実は、このように感じたのは、仏教の僧侶の方が記したブッダの本がきっかけだった。

その本には「人生は苦しいもの。ただし、乗り越える方法はある」といった教えだ。私自身、宗教を熱心に信仰しているわけではなく、ここで仏教について説くつもりはない。


しかし、何千年も前に始まった仏教の教えでは、人生は苦しい前提からスタートしているという考え方であり、それを乗り越えるために、考え方や心の使い方を工夫しましょうというものである。


なので、自分の感情の赴くまま、欲求のまま生きていると、「人生は苦しいもの」になり、なかなか幸福感が味わえないのだと思う。

人間の心は、本能的に常に求め続けるものだという。例え、心が満たされることがあっても、また別のことを求め始めるし、満たされない場合は、不満が募っていく。こうして人間の心というものは、苦しくなるようなシステムになっているのだ。


だから、世の中うまくいかないと思うことは、自然なことなのだろう。

世の中のほとんどのことは自分でコントロールできない

よく「過去と他人は変えられない」という格言のようなものを聴いたことがあるが、変えられないのはそれだけではない。

世の中のほとんどのことがそうである。

テレビやネットで流れるニュースに、人は一喜一憂することがある。「なぜ国はこうしないんだ」、「あの芸能人はなんであんなことしたんだ」と。それは自分の中の常識と比べて判断した結果であるが、この常識が厄介な思い込みであることがある。 

無意識に自分でコントロールできると思う妄想

常識という思い込み、言い換えれば「妄想」である。これは仏教では3毒とよばれる人を苦しめる原因の一つである。

もちろん人間社会において、常識がないと、社会生活に支障をきたすが、ここで言いたいのは、常識の中に、自分でも気づいていない思い込み、つまり妄想があるということだ。

具体的には、目に見えるモノ、聞こえるモノ、こうなるだろう、こうすべきだろう、と無意識に妄想していることが多々あり、自分の思い通り動いてほしいという錯覚していることがある。

しかし、当然、これは妄想であるため、現実には、自分の思い通りには動かないことが多い。自分の欲求が満たされず、ストレスや苦しみを生む。

人は、世の中のほとんどのことは自分でコントロールできないと知りながら、無意識のうちに自分でコントロールできると妄想している。その妄想が強い人ほど、現実がうまくいかないと悩み苦しむのである。

コントロールできることは自分の手が届く範囲だけ

では自分でコントロールできる部分はどういうものか?それは「自分の手が届く範囲だけ」である。

目の前に置いてあるコップをどかす、自分の顔を触るなど。またそれは自分自信の内面的な部分も当然含まれ、心の中もコントロールできる部分である。


現実にはコントロールできることは少ない。これを悲観的に「自分ではどうすることもできないなら、ただの運命任せるしかない」と捉えてしまうと、あまりに主体性に欠け、せっかくの人生、諦めているようで何か寂しい。

そうではなく、「世の中の多くは自分でコントロールできないことを受け入れつつ、自分でコントロールできる部分に集中し、改善していこう」ということが何より大切である。

コントロールできることに集中しよう

人生山あり谷ありというように、世の中どんな人でも、いいことと嫌なことことが、交互に起こる。しかし「思い通りいかない」と思う人は、嫌なことが起こっても認めようとせず、自分や他の誰かのせいする。もしくは、自分の振る舞いがよくなかったからこうなったのだと自責の念にかられる。

しかし実際は、世の中の多くはコントロールできないので、自分でコントロールできることに集中するのが、上手く生きていくためのコツではないだろうか?

いいことが起きたら、ラッキーと思い、〇〇のおかげかも、と感謝する気持ちを持つ。嫌だと思うことが起きたら、「次にイイとが起こる前触れだ」「ここを乗り切れば、また自分が成長できるチャンス」と、嫌なことをどう受け止めるか、自分の心をコントロールすることに集中したいものだ。

※ 「意外と知らない心の休め方」の記事はこちらをご覧ください。

※ 「人はなぜ悩むのか?」のブッダの考えはこちらから

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